「普通のコピー紙」と「研恒社ページベースおためし用紙セット - A5」の12枚の合わせて13種類の紙で万年筆の書き味などを試してみました。

00.普通のコピー紙:滲み×:裏抜け×
上記の写真がコレですがやはりダメです。顔料インクなら滲まないのでいけますが。
01.多くの用途に対応する標準的な用紙:滲み×:裏抜け×
02.目に優しいクリーム色の用紙:滲み×:裏抜け×
03.滑らかな書き心地の用紙:滲み△:裏抜け△
04.コシがあり、薄くて軽い用紙:滲み×:裏抜け〇
この4つはダメですね。
05.レイド(縞)模様の高級な用紙:滲み〇:裏抜け〇
06.筆記具への汎用性が高い用紙:滲み〇:裏抜け〇
07.万年筆のために開発された用紙:滲み〇:裏抜け〇
この3つは良かったです。
08.強度と耐久性をもつ用紙:滲み△:裏抜け△
09.国産の竹から作られた用紙:滲み〇:裏抜け〇
10.薄くても丈夫な半透明の用紙:滲み〇:裏抜け〇
11.水彩画におすすめの用紙:滲み〇:裏抜け〇
12.グラフィックに適した用紙:滲み〇:裏抜け〇
この5つは滲みや裏抜けは大丈夫なのですが万年筆用という感じではないです。
ということで書いてみて1番良い感じだったのは05です。やはり高級なだけありますね。07が万年筆用に開発された紙だから期待しましたが、そこまで良いとも思いませんでした。あと06は無難という感じでしたね。
<テストしたおまけの感想>
1)細い線でもプラチナのカーボンインクはヌラヌラ書けるし滲まないしで、かなり良いインクだということが分かりました。顔料インクなので扱いには注意が要りますが。
2)ふでDEまんねんが2本増えていますが、ふでDEまんねんはどの紙でもそれなりに良い感じで書けます。ただ文字の最後でインク垂れが発生するケースが何度かあったので注意が必要かもしれません。
3)ふでDEまんねんには40度と55度のペン先がありますが、ペンを立て気味に書く私にとっては55度がちょうど良く、40度だと線が細くなって面白味に欠けます。寝かせて書けば良いのですがペン毎に持ち方を変えるというのも結構難しいです。
4)セーラーの四季織とパイロットの色彩雫を比べると、色彩雫の方が滲みやすい気がします。ハイエースネオFとカクノEFは共に極細の線が引けますが、色彩雫の入っているカクノEFはかなりカリカリした書き味です。
5)軟ペンは右上から左下へのハライが苦手のようで上手くいかないですね。逆に左上から右下へのハライは良いのですがインクが出過ぎる場合があります。
ということで、ふでDEまんねんが非常に楽しいです(^^)/ カスタム74SFが思うようにコントロールできないので、カスタムヘリテイジ912FAを買っても良いものかちょっと迷います。しかし10月には値上げしちゃいますから一応は買っておこうかな。